理事長あいさつ

社会福祉法人杉風会　理事長

障害者支援施設庄内　施設長　　金森孝之

令和元年7月より、社会福祉法人杉風会理事長及び障害者支援施設庄内施設長に就任しました金森孝之です。

　杉風会は歴代の理事長や親の会の皆様の熱い思いで創設された社会福祉法人です。その思いは庄内の建物や職員、ご家族の方々の雰囲気で切々感じられます。庄内を訪問される外部の方々からも優しさやアットホームな明るい雰囲気を感じるとのお話を伺っています。杉風会の一つの文化ではないでしょうか。

杉風会の創設にかかわってこられた方々の思いを継承しながら、その有形無形の財産を次代の方々にも引き継いでいくことが私の使命と考えています。また、ご本人やご家族をはじめ、職員の思いを大事にしながら、それぞれのライフステージに応じたより豊かな生活を目指して精一杯仕事をしていきますのでよろしくお願いします。

　さて、今般、障害者福祉を取り巻く環境は、障害者権利条約の批准に前後して大きく変化しています。差別解消法の制定や障害者総合支援法及び社会福祉法人法の改正等により社会福祉法人や障害者支援施設の担うべき役割が多岐にわたると同時に重くなってきました。杉風会も時代の流れを敏感に察知しながら、地域の社会の中で生きづらくなっている方々に対して、すべての人が豊かに暮らせるよう支援していく存在でありたいと思います。

　そのためには、生活の場や日中の活動等について、ご本人のニーズを正確に把握し、エビデンスに基づいた計画を確実に実行し、評価していくことが不可欠になります。その過程において、地域の他の事業所や機関と連携しながら、杉風会の求められる役割を果たすために更なる事業の展開も必要になると思います。また、チーム力や組織力の精度を上げ、支援に対する専門性を向上させていくと同時に、業務の効率化を図っていかなければならないと思っています。

　今後さらなる皆様方のご協力並びにご支援の程、よろしくお願いします。